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2010年8月23日月曜日

接待登山

甥っ子(小4)の夏休みの思い出を作ろうと御嶽山で接待してきた。10分に1回は、そのへんにしゃがみこみ。20分に1回は、休憩を要求されたけど、そんなものは完全に無視。スパルタ式で、びしばし頂上まで尻をたたきつつ登らせてきました。おじさん、おばさんは、厳しいのですよ。

天気は、非常に良かった。朝方は、本当に雲ひとつないという青空。それでもやっぱり山ガールは、いなかった。明らかに山屋でない普通の女性が、スカートを履いて登ったりは、してたけど・・・。どこに行けば、山ガールに合えるのだろうか?

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山ガールの姿はほとんど無かったけど、それでも甥っ子は満足したらしく、山頂では登山記念のバッジと標高3067mのプリントが入ったタオルマフラーを自分へのご褒美として買い大満足の様子でした。そんなわけで、とりあえず接待は、大成功!

2010年8月20日金曜日

ホメオパシーという偽科学について

以下、落書き。こんなところに書いたところで意味は無いかもしれない。それでも、あまりにひどい事が行われているので書かずにはいられない。ホメオパシーやその他の代替医療を受けたい又は受けている人は、是非とも読んで欲しい。以下では、ホメオパシーについてだけ書いているが、他の波動だとかカイロプラクティックだとかも同じことだ。もし時間とお金があるなら、下の本を買って読めば、はるかにわかりやすいと思う。怪しげな代替医療に関わるよりは、はるかに費用も時間も節約できるはずだ。

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代替医療のトリック

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ホメオパシーについては、いま話題になっている。赤ちゃんの死亡事故(個人的には事件だと思うけど)と43歳の女性が、悪性リンパ腫で死亡した事件が、発生したからだ。これらの事件については、以下のURLが詳しい。朝日新聞にしては、珍しく良い仕事をしているのでサイト内検索をするとたくさんの記事が、出てくる。下のURLでは、ホメオパシー医学協会に対する要望書が、アップされていたが現在は、削除されている。Google等のキャッシュには、まだ残っているので読もうと思えば読める。非常にリアルなやり取りの記録が残されている。

  http://www.asahi.com/national/update/0810/TKY201008100476.html
  http://www012.upp.so-net.ne.jp/mackboxy/Health/

はっきり言ってしまえば、ホメオパシーにしても他の代替医療にしても同じだけど、毒にも薬にもならないと思って間違いない。本当に効果があるのならば、きちんと調査されてとっくの昔に正規の医療として認められる。効果が無いからこそ、いつまでも代替医療のままなのだ。じゃあなんで毒にも薬にもならないのに上のような事件が起こってしまうのか?これは

 治療の機会の喪失

が発生したからだ。上にあげたURLのような事例が発生したのは、無駄なことをしていたために治療が遅れてしまったからに他ならない。普通に治療を行っていれば、助かった可能性もある。成人した大人が、自分の意思で代替医療を選択(宗教上などの確固たる意思があって)したならば、やむを得ないかもしれない。それでも残された遺族は、やりきれないものがあるだろう。もし僕の身内に同じような事件が起これば、間違いなく民事で訴える。まともな判断力が無い子どもなどが、犠牲になった場合には、もっとやりきれないものがある。

ホメオパシーが科学の世界でどのように評価されているのかも、確認した方が良いだろう。いくつか論文も出されているが、そのほとんどはプラセボ以上の効果は無いとする否定的なものだ。肯定的なものも出されているにいるが、追加の調査で否定されたり、間違いであったことを本人自らが認めたものすらある。一番最近の調査(論文ではないが)では、イギリスが発行したものがある。

  http://www.dh.gov.uk/prod_consum_dh/groups/dh_digitalassets/@dh/@en/@ps/documents/digitalasset/dh_117811.pdf

これも否定的な内容となっている。イギリスではホメオパシーが大変盛んで、そんな地域で出されただけに重大な意味がある。

科学の話をすると必ず、科学で証明できない事もあるという反論をされる。確かに科学でわからない事もあるし、ホメオパシーのメカニズムは解明されていないだけかもしれない。だけど、間違いなく言えるのは、

 治療の効果は、測定可能な現象

であるということだ。測定可能であるから効果を評価する事は、間違いなくできる。その方法もきちんと確立されている。仮にホメオパシーに素晴らしい効果があるとするならば、間違いなく、有効性の実証が可能なのだ。実際に治療にプラセボ以上の効果観測されないのは、それは方法論の問題ではなく単に効果がないというだけの話なのだ。

一方的に批判するのもなんなので、最近の報道に対するホメオパシー側の反論もリンクしておく。

http://jphma.org/About_homoe/jphmh_oshirase0805.html

個人的には、これを読んでげんなりした。まともな教育を受けた人間が、書くような文章ではないと感じたからだ。例えば、医師法の下りなどは、あまりにも手前勝手すぎる。

 日本国憲法の職業選択の自由に抵触しますから、必然的に、医師法17条が
 意味するのは、「現代医学を修得した医師しか、現代医学に基づく治療をして
 はならない」と解釈しなければなりません。

などと主張しているわけだが、まったくもって意味不明だ。この理屈だと職業選択の自由に抵触するから医師法も違憲だとの主張もできてしまう。職業選択の自由は、当然法令を遵守した上での自由だと解釈すべきだ。それ以前に自身のサイトでも遵守すべき法令として医師法を上げ、治療は医師以外が行ってはならないと明記している。この部分に矛盾するとは、感じなかったのだろうか?それに細かいことであるが、医師以外が行ってはならないのは、治療ではなく医業だ。治療は、認められた場合は医師以外が、行っても良い。

 http://www.jphma.org/syokugyou/horei_jyunshu.html#ishi

さらに許しがたいのは、この部分だ。

 ホメオパシーは200年前から世界的に膨大な治療実績がある
 治療法であり、日本ホメオパシー医学協会が認定するホメオパスは、
 プロの基準を満たしているので、ホメオパシー治療を職業とするのに
 何の問題ないというわけです。

現実に認定ホメオパスによる事件が起きているにもかかわらず、この無責任な発言は、いかがなものか?プロ基準を満たしていないからこそ悲惨な事件が、起こったのではないのか?

批判しだすと本が1冊書けるレベルで無茶苦茶なので、とりあえず止めにする。あまりにひどいのでいちいち批判しなくても読めばわかるだろう。

ホメオパシーに興味を持って間違ってここにたどり着いた方は、ぜひとも批判的な意見にも耳を傾けるべきだ。Googleなどで検索すれば、批判するサイトもそれなりに出てくる。わかり易く解説しているものもある。賛成派と否定派の意見を両方見比べた上で、どちらが正しいか判断すべきだと、僕は思う。

2010年8月18日水曜日

太陽の町、黒潮とクジラと

名古屋でもコーヴとかいう映画が、公開されているそうだ。見に行く気はまったく無いけど、上映に反対する気もまったくない。ただ淡々とおかしいと指摘すればよいだけだと思う。

下3つは、コーヴへの反論として製作された本当の意味でのドキュメンタリー。アメリカの監督が撮影し無料で公開している。







イルカと鯨については、もう書かないつもりだったけどコーヴ公開のニュースを見て、これだけは張っておこうかなと思い直した。コーヴを見てイルカがかわいそうだと思った人たちは、ぜひともこのドキュメンタリーも合わせてみて欲しい。

2010年8月15日日曜日

仙丈ケ岳

お盆休みを利用して仙丈ケ岳に行ってきた。なんとか曇りくらいでと思ったけど、実際は小雨が降ったり止んだり。風も強いし、久しぶりのテントに雨の音が響いて眠れないしと大変でした。まあ、そうは言っても楽しかったんだけどね。当然、山頂は真っ白。2mも離れると看板の文字も見えないほどでした。

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ちなみに翌日は甲斐駒に登るつもりでしたが、雨にぬれてテンションが下がったので、尻尾巻いて逃げ帰りましたよ。

ところで仙丈ケ岳は、3033m。僕にとって18座目の3000m峰です。残りはあと3つ。立山、赤石岳、富士山です。